HARERUYA
2023/05/30
コラム/インタビュー

Leader’s Pick Up ~シニアエリアリーダー 石村 顕士~

全国24店舗を展開する晴れる屋で、“一番”の店長は誰か。

過去の記事でTC東京の山下店長、TC大阪の笹井店長を取り上げてきましたが、その2人に負けない活躍を見せているのが晴れる屋横浜店店長の石村顕士さんです。

石村さんは2023年3月に晴れる屋初の役職となる「シニアエリアリーダー」に就任しました。
エリアリーダーは店長を兼任しつつ2~4店舗の店長たちの上長として店舗運営における相談役であり、シニアエリアリーダーはその上位ポジションとして会社全体への貢献が期待されます。

5月現在、シニアエリアリーダーは石村さんただ一人。
今回の「Leader’s Pick Up」では、石村さんのどのような取り組みが評価されたのか、どのような考え方をもって店舗運営に取り組んでいるのかをインタビューしました。

――本日はよろしくお願いします。まずは石村さんの晴れる屋でのキャリアを教えてください。

2019年に福岡店でアルバイトとして入社。そのあと半年ほどで社員に昇格して、また半年ほどで店長を任せてもらえるようになりました。
しばらくして名古屋店に異動になって2年ほど店長を務め、今は横浜店の店長を務めながらシニアエリアリーダーとしてほかの店長の教育をおこなっています。

――アルバイトからわずか1年で店長を任されるなんてすごいですね……。前職はどのようなお仕事をされていましたか?

しばらく営業職を経験して、その後大阪で個人のカードショップ店長をやってました。店長をやりながらPTQとかも回ってましたよ。

――業界経験者でしたか。

諸事情でお店は閉店してしまいましたが、もう一度マジックに携わる仕事がしたいと思い晴れる屋に応募しました。

最初は上のポジションを目指すつもりは全然なくて、アルバイトとして好きなことをして最低限暮らしていければいいやって思ってたんですが、気づけば今のポジションに(笑)

大事なのは部下への仕事の任せ方

――店長、エリアリーダー、そしてシニアエリアリーダーを任されていますが、自分のどういう部分が評価されていると思いますか?

教育に関する部分は評価してもらっていると思います。
元々人にモノを教える仕事がしたくて、教師を目指している時期もありました。
福岡時代に部下だった村井君は今エリアリーダーですし、エリアリーダーとして指導した後藤さん(元静岡店店長)も、次期エリアリーダーの筆頭候補です。
名古屋時代のスタッフも順調に育ってくれていますよ。

――全国出店を実現するには教育は非常に重要ですからね。スタッフを教育するにあたって心がけていることなどはありますか?

基本仕事は部下に任せるようにしています。
部下が自分から動けるようにならないと、店舗は回りませんから。
そのうえで“手柄は部下のもの、責任は上司のもの”。これは絶対。

部下に任せた結果、失敗してもいいんです。むしろ失敗したほうが成長が早いこともある。

――失敗を前提に仕事を任せると。

失敗されるのが嫌だからつい最初に説明し過ぎてしまう人っていますよね?
でもいくら長々喋っても、教わる側が途中で興味を失うと頭に残りません。
それよりは実際にやらせてみて、失敗も含めて経験を積ませたほうがいい。

もちろん失敗のフォローは大事です。だからこそ、自分がフォローできる範囲で仕事を任せるようにしています。

今の自分があるのは猫のおかげ?

――石村さんにとって晴れる屋で働いていて良かったと思うのはどんなときでしょう?

やっぱり人が成長してくれるのは嬉しいです。
あとは自分の行動がきっかけでお客様が喜んでくれる瞬間もたまらないですね。

福岡時代の話なんですけど、小さいお子様連れのお客様が定期的にいらっしゃってたんです。でも子どもからしたらカードショップなんて退屈じゃないですか。
そこで親に了承を取ったうえでお菓子をあげてみたら、すごく喜んでくれて。親も気兼ねなくお買い物ができて、お帰りの際に御礼の言葉をいただきました。
それからその子はお菓子欲しさに「晴れる屋に行こう」と言うようになったらしいです(笑)

――石村さんはそういうお客様とのちょっとしたコミュニケーションを大事にされているイメージがあります。

そうですね、お客様と一緒に飲みに行ったり、LINEでカードのやり取りとかもよくしてました。「このカード探してるんだけど」「探してみるわ」みたいな。
おかげで貢物をよくいただきました!なぜかお酒ばっかりでしたが(笑)

――逆に晴れる屋で働いていて辛かったことはありますか?

最初に名古屋に来たときはしんどかったですね。
当時はいろいろ課題が多くて、解決しようとしてもうまくいかず、正直晴れる屋を辞めることも考えていました。

――意外です……。そこからどのように立ち直ったのでしょうか?

あるとき、スタッフの1人が捨て猫を保護したんです。飼い主が見つからなくて結局僕が引き取ったんですが、もう可愛くて可愛くて。
おかげで癒されましたし、この子のためにも頑張らないと!と思うようになりました。

――スタッフが猫を保護しなければ今の石村さんはいなかったということですか!

そうなりますね(笑)
あとはエリアリーダーというポジションができて業務の幅が広がったのも良かったです。
アルバイトに教えるのとはレイヤーが違いますから、今も非常にやりがいを感じています。

ついてきてくれる子たちをもっと楽に

――石村さんはエリアリーダーの上位職であるシニアリーダーに就任しましたが、今後やりたいこと、実現したい目標を教えてください。

自分の後ろをついてきてくれる子たちをもっと楽にしたいです。
この会社はまだまだ発展途上、これまでしんどい思いもいっぱいしてきました。
シニアエリアリーダーという役職をもらったので、自分の立場からもっと現場の意見を上に伝えられたらなと。

ひとつ自分が取り組んだ例として、店長手当があります。
晴れる屋は元々店長手当がありませんでした。その分を定期昇給でカバーしていましたが、今後店舗を増やすのであれば業務と責任に見合った店長手当は必要だろうということで、人事を説得して導入してもらいました。

まだまだ会社全体として課題はありますが、こうやって少しづつ組織を動かして、今いるスタッフや未来のスタッフに楽しく晴れる屋で働いてほしいです。

――それでは最後に、スタッフへメッセージをお願いします。


「お客様からお金をいただいている」というプロ意識を忘れないように。
この会社は仕事と遊びの境目が曖昧なので、どうしても働いている意識が薄れがちです。
だからこそプロ意識をもって、どうすればお客様に喜んでもらえるか、晴れる屋を選んでもらえるかを考えて様々なことに取り組んでください。

あとはマジックをもっと遊びましょう!特にリミテッド!
この会社では最強のコミュニケーションツールですから。
みんなでマジックを遊んで盛り上げて、そしていつかポケカを抜きましょう!

――ありがとうございました!

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